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7) ICカードの使われ方


金融決済分野
キャッシュカード

2001年に全国銀行協会により全国銀行協会ICカード標準仕様が制定され、各銀行では目下磁気カードからICカードへの移行が行われています。
クレジット機能の搭載、バイオ認証方式の導入等それぞれの独自性を持って展開されています。
郵便貯金カードも2006年より接触・非接触を共用したコンビカード(デュアルインターフェースカード)が導入されました。

クレジットカード
カード情報を不正に読み取るスキミングの犯罪の多発から偽造対策としてICカード化が進んでいます。
世界中で使われるために業界標準であるEMV仕様が採用されています。最近では非接触型ICカードも使われています。


電子マネー
2001年に始まった「Edy」は決済でリアルとバーチャルの両方で使用できる非接触型電子マネーでコンビニを筆頭にスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどで使われています。1枚のカードで複数のアプリケーションの並存も可能です。この他「Suica」に代表される交通系電子マネーや「nanaco」や「WAON」などの流通系電子マネー、「QUICPay」、「iD」、「Smartplus/Visa Touch」などの後払い電子マネーがあります。


交通運輸分野
乗車券カード
2001年JR東日本によるICカード出改札システム「Suica」の運用が開始されました。関東では鉄道・バ ス事業者共通の「PASMO」が使えるよう になりました。
関西ではJR西日本の「ICOCA」と「PiTaPa」カードの相互利用が進んでいます。


ETCカード
有料道路の料金所での渋滞緩和を目的に2001年から 導入されました。接触型ICカードと車載器の組み合わせにより料金所ゲート・アンテナとの交信で料金の支払いを行ない、ノンストップでスルーパスできます。


航空マイレージ
カード

2004年よりJALグループ、ANAグループでは非接触型ICチップを搭載したカードを発行しており、マイレージを使ってサービスを提供しています。


公共サービス分野
住民基本台帳
カード

2003年より住基ネットの第2次稼動にあわせ住基カードの交付が始まりました。IDカードとして接触・ 非接触のコンビカード(デュアルインターフェースカード)が使われています。公的個人認証機能も搭載されました。


パスポート
2006年よりICチップの組み込まれたパスポートの交付が始まりました。ICチップに記録されるのは氏名、性別、国籍、旅券番号など写真のページにある情報および日本では生体情報としては顔の画像だけです。


運転免許証カード
2007年より一部の地域で非接触型ICカード運転免許証の交付が始まりました。
偽変造の防止、交通反則切符の作成事務や免許更新手続きの時間短縮化が期待されています。

通信放送分野
携帯電話搭載
契約者管理、電子認証によるセキュリティ向上などを目的に接触型ICチップを搭載したUIMカードが使用されています。
非接触ICチップを活用した「おサイフケータイ」も普及が進んでおり、今後はNFC(Near Field Communication)技術対応の展開が予想されます。


CASカード
BSデジタル放送や地上デジタルテレビ放送ではコンテンツ保護、コピー制御のために接触型ICカードを利用しています。また有料放送の視聴用としてスクランブル解除用に使われています。


テレホンカード
公衆電話での磁気カードの偽造対策としてICカード化が進められてきましたが、近年の携帯電話の普及により需要が減少し、日本では 2005年にIC公衆電話サービスが終了されました。


流通小売分野
ポイントカード
流通小売業界では顧客獲得のためICカードの導入が行なわれ、ポイントサービスの事例が数多く見受けられます。   
またコンビニエンス・ストア、百貨店などでは電子マネーの活用も進んでいます。レジ精算時間の短縮の意味でも重要です。


たばこカード
2008年より未成年者による自販機からのたばこの購入を防止する目的でタバコ自販機が非接触型ICカード対応となり、多くの喫煙家はカードを保有することとなります。「taspo」と呼ばれ電子マネーの機能も備わっています。


健康福祉分野
社会保障カード
(仮称)

健康保険証と年金手帳と介護保険証を一体化したカードの導入に向けて 2011年を目標に検討されています。


企業内・教育分野
学生証・社員証
健康保険証と年金手帳と介護保険証を一体化したカードの導入に向けて 2011年を目標に検討されています。



注:本文中に記載されている各社の商標登録されたシステム、製品名は各社の商標である。



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